自分でえらぶ首のしわ・たるみ治療
首のしわ、たるみにはタイプによってえらべる治療の選択肢があります。《顔のクリニック金沢》ではあなたにあった治療を選ぶお手伝いをしています。
顔のクリニック金沢では6つの選択肢をご提案しています。しわ・たるみの状態、腫れやダウンタイムなどをふまえてお選びください。
それぞれの治療法について解説します。
【治療法①:ピーリング】
ハリや弾力、リフトアップ、アンチエイジングに特化したヨーロッパ発のピーリングセラム《PRX-T33》を使用したトリートメントです。素肌をより理想的な状態に導くため、たるみやシワなどのエイジングサインに働きかけ、ハリとツヤのある美肌に導きます。
しわ・たるみのタイプ:細かいちりめんじわ、ハリの低下
期待される効果:肌のツヤ、ハリ、たるみ、くすみ、しわ
治療のめやす:月1回 (1〜3週間隔、5回の《集中トリートメント》もお選びいただけます。)
◆治療の流れ(約30〜45分)
1.カウンセリング・診察(10分)
気になっているところをおうかがいし、治療について説明します。
2.ピーリング(10〜15分)
ピーリングセラム《PRX-T33》を塗布し浸透させるようにマッサージします。
3.アフタートリートメント・ホームケアの説明(10分)
保湿クリーム《ナリシンググクリーム》を使ったアフターケアです。ピーリングの効果をより高めるためのホームケアについてもご案内します。
*一時的に赤みが見られることがありますが、数時間から数日で落ち着きます。アートメイクが薄くなることがあるため、アートメイク部分を避けてピーリングをおこないます。アートメイクをされている方は事前にお申し出ください。メイクやシャワーは当日から可能です。
料金
《PRX-T33》ピーリング・首 17,600円
【治療法②:リフトアップレーザー】
米国キャンデラ社の最新・多機能レーザー、GentleMax Pro(ジェントルマックスプロ)による3000ショット以上の温感レーザーシャワーが肌をひきしめ新陳代謝を高めることで健康的なハリのある状態を保ちます。痛みやダウンタイムがなく普段通りの生活をしながらお肌のメンテナンスができます。
しわ・たるみのタイプ:細かいちりめんじわ、ハリの低下
期待される効果:たるみの改善、肌の引き締め、小じわ、キメの改善
治療のめやす:月1回 (繰り返し治療をおこなうことでより効果が高まります。)
◆治療の流れ(約20〜30分)
1.カウンセリング・診察(10〜15分)
気になっているところをおうかがいし、治療について説明します。
2.レーザー照射(10〜15分)
2種類の照射方法を併用してさらに効果を高めます。
①レーザーシャワー:痛みはなく、肌にシャワーを当てるようなあたたかい感覚で、3000ショット以上の照射を行います。お肌の深部に熱を加えていくことでコラーゲンに働きかけます。
②リフトアップレーザー:冷却ガスをあてながらさらに気になるところを中心にレーザーを照射します。
※照射直後はお風呂上がりでほてったときのようにほんのり赤みが出ることがありますが、しばらくすると落ち着きます。直後からメイクも可能です。治療後はお肌が敏感になり刺激を受けやすい状態になっていますので、日中は日焼け止めクリームをご使用ください。
料金
リフトアップレーザー(首)15分 24,000円
【治療法③:ボトックス】
比較的やせ型で首の筋肉《広頚筋》がよく動く方では口まわりに力がはいったときに首に縦のスジが浮いたように見えることがあります。これが《プラティズマバンド》です。年齢とともにお肌のハリが低下すると目立つようになります。厚生労働省が承認したボツリヌストキシン《ボトックスビスタⓇ》を使用して、首のたてジワを目立たなくします。
しわ・たるみのタイプ:たてジワ(プラティズマバンド)
期待される効果:首のたてジワの改善、たるみ感の改善
治療のめやす:3−4か月に1回
※3−4か月で治療の効果がうすれて元に戻ります。たてジワのない状態を維持したい場合は3か月に1回、完全にもとに戻ってからであれば半年に1回をおすすめします。イベントなどにあわせて治療したい場合、直後に内出血がでることがありますので、イベントの1〜2週以上前に治療を予定してください。
◆治療の流れ(約20〜30分)
1.カウンセリング・診察(10分)
気になっているところをおうかがいし、治療について説明します。
2.ボトックス注射(10〜15分)
しわ1本あたり4〜6箇所にボトックスを注射します。
※注射部位に内出血が出ることがあります。数日〜1週間程度で目立たなくなります。
料金
ボトックスビスタ(首、プラティズマバンド1本あたり)44,000円
2か所セット(首、プラティズマバンド2本) 66,000円
3か所セット(首、プラティズマバンド3本) 77000円
【治療法④:ヒアルロン酸(ジュビダームビスタボライトⓇ)】
厚生労働省が承認したヒアルロン酸《ジュビダームビスタボライトⓇ》で首の横ジワやちりめんジワを目立たなくします。肌のハリや弾力がアップして若々しいお肌をとりもどします。《ジュビダームビスタボライトⓇ》はジュビダームシリーズのなかでは最もやわらかく、《肌質の改善》を目的とした新しいコンセプトのヒアルロン酸です。
しわ・たるみのタイプ:横じわ、ちりめんじわ、ハリの低下
期待される効果:首の横じわの改善、ちりめんじわの改善、お肌のハリ・ツヤ改善
治療のめやす:9か月に1回
※9か月程度でヒアルロン酸が吸収されて効果がうすれてきます。しわが目立って気になってきた時点で次の治療をおすすめしています。
◆治療の流れ(約80分)
1.カウンセリング・診察(10分)
気になっているところをおうかがいし、治療について説明します。
2.麻酔クリーム塗布(30分)
治療する範囲全体に麻酔クリーム(エムラクリーム)を塗布して30分程度かけて浸透させます。
3.ヒアルロン酸注射(30〜40分)
首全体に1−2㎝間隔で細かく浅い皮下にヒアルロン酸を注射します。注射のあとは軽くマッサージしてなじませます。
※注射部位に内出血が出ることがありますが、数日〜1週間程度で目立たなくなります。
料金
ジュビダームビスタボライト(首/1cc/1本あたり) 105,600円
2本目〜(1cc/1本あたり) 63,360円
※通常は首全体1〜2ccのヒアルロン酸を使用します。
【治療法⑤:ウルセラハイフ】
FDA承認の超音波機器を使った治療です。超音波用のジェルを塗ってお肌の上から深部に熱を加えることでコラーゲンを収縮・再生成させ肌のリフトアップ効果を期待します。顔のクリニック金沢では北陸で唯一《ウルセラハイフ》を導入しています(2022年4月現在)。
しわ・たるみのタイプ:軽度のたるみ、二重あご、ちりめんじわ
期待される効果:首のたるみ改善、あご下のたるみ(二重あご)改善、肌のハリ改善
治療のめやす:6か月〜12か月に1回
※個人差はありますが治療効果のピークは治療の2,3か月後です。その後6か月〜12か月かけて徐々にもとに戻ります。
◆治療の流れ(約40〜90分)
1.カウンセリング・診察(10分)
気になっているところをおうかがいし、治療範囲やプランについて説明します。
2.ウルセラハイフの照射(30〜80分)
希望された範囲に《高密度収束型超音波》を照射し、深部(皮下3㎜、4.5㎜)に熱を加えていきます。表面の細かいシワが気になる場合にはやや浅い層(1.5㎜)にも照射をおこないます。
料金
あご下・ライト(3㎜・4.5㎜/100ショット、30分) 110,000円
首・ライト(3㎜・4.5㎜/216ショット、45分)220,000円
あご下・小じわ(1.5㎜ちりめんじわ用/120ショット、40分)121,000円
※4.5㎜・3㎜の深さへの照射では赤み、むくみ、腫れ、打撲のようなにぶい痛みがみられることがあります(当日〜1週間程度で改善)。
※ちりめんじわ用の1.5㎜深さへの照射では赤み、じんましんのような腫れがみられることがあります(数日で改善)。
【治療法⑥:ネックリフト】
《SMASリフト》に《広頚筋のつり上げ》や《広頚筋の縫合》をくみあわせておこなう手術治療です。ネックリフト単独でも可能ですが、通常はフェイスリフトやあご下の脂肪吸引と同時におこないます。非手術治療では得られないたるみの改善効果が期待できます。
しわ・たるみのタイプ:中等度以上のたるみ、二重あご、たてじわ
期待される効果:首のたるみ改善、あご下のたるみ(二重あご)の改善、たてじわの改善
治療のめやす:5年〜10年に1回
◆治療の流れ
1.カウンセリング・診察(30〜60分)
たるみの状態や気になっている部分を診察します。切開ライン、たるみの程度、首の状態によってお一人おひとりの治療プランを作成します。
2.術前検査
手術前に必要な検査をおこないます(採血、心電図、胸部X線検査)。
3.手術(日帰り全身麻酔、3〜4時間)
耳のまわりを切開して頬、首のリフトアップや脂肪吸引をおこないます。手術はねむっている間に終了します。手術のあとは3,4時間休憩してから帰宅となります。
4.術後検診
術後1−2週目に術後診察、抜糸などの処置を行います。その後は1か月、3か月、6か月の定期検診をおこないます。
※フェイスリフトのダウンタイムと過ごし方についてはこちらをご参照ください。
【まとめ】
首のしわ治療にはたくさんの選択肢があります。それぞれの特性を理解し納得されたうえで、あなたにとってもっともよい治療をお選びください。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
執筆
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
あご下のたるみとウルセラハイフ
気になる顔のたるみ、じつは顔だけではなくあごの下から首にかけてのたるみが顔にでていることをご存じでしょうか。
あごをひくとまえよりも二重あごがめだつようなら首たるみのサイン。本格的に治療するなら《ネックリフト》や《脂肪吸引》といった手術になりますが、あたらしい技術を応用して手軽に受けられる治療もあります。
《ウルセラハイフ》というFDA承認の超音波機器を使った治療です。治療の効果は手術にはおよびませんが切らずにたるみのケアができるというところが最大のポイントです。
超音波用のジェルを塗ってお肌の上から深部に熱を加えることでコラーゲンを収縮・再生成させ肌のリフトアップ効果を期待します。レーザーとちがってガーゼやテープをつける必要はなく、当日からメイクもできます。効果のもちが長いのもうれしいところで、ひきしまった感じが6~12ヶ月ほど続きます。
「まずはちょっと試してみたい」ならお試しの100ショットから、「できるだけまとめて受けたい」なら400ショット以上の集中ケアなど、自分に合ったメニューを選べます。治療自体はすこし痛いのですが、振動を使った痛みのコントロール、痛み止めの内服から日帰り全身麻酔まで痛みのケアも充実しています。顔のクリニック金沢ではあなたにあったメニューを選ぶお手伝いをしています。
費用について:
あご下・ライト(100ショット、20分) 110000円
あご下(140ショット、45分)143000円
あご下・フル(230ショット、60分)231000円
フェイスライン集中(406ショット、60分)297000円
治療後の経過について:
・直後から効果を感じていただけますが、2〜3ヶ月後が効果のピークです。
・ひきしまった感じは6〜12ヶ月つづきます。
・照射後赤み、腫れ、打ち身のような痛み、一時的な感覚変化、軽い内出血が生じることがあります。赤みは数時間〜数日、その他の症状は数日〜数週間で自然におさまります。
・効果のあらわれかたには個人差があります。
監修
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
フェイスリフトのダウンタイムと
過ごし方
フェイスリフト(SMASリフト)、ネックリフトなどのリフトアップ手術のダウンタイムをできるだけ快適に過ごすために知っておきたいダウンタイムのこと、術前、術後の過ごし方や準備について説明します。
術前のポイント
①毛染め、パーマは受けるなら2週間前までに。直前にすると脱毛のリスクが高くなるといわれています。
②禁煙(2週間前〜)。喫煙者は皮膚壊死のリスクが高くなること、術後肺炎などの合併症の率が高くなることから禁煙をおすすめしています。
③前日夜とできれば当日朝のシャワー、洗髪。清潔にしすることで感染症のリスクを軽減します。
④当日朝の歯磨き。食事をしなくても必ず磨きましょう。口の中も清潔にしておくことで合併症の予防につながります。
術後のダウンタイムとポイント
①手術当日
麻酔が完全にさめたら腫れ予防の包帯もしくはガーメント(顔用のサポーター)をつけた状態で帰宅します。痛み止め、化膿止めの処方は院内でお渡しします。そのほか腫れをおさえるために頬や首を冷やす冷却ジェル、予備のガーゼなどもお渡ししています。
帰宅後は無理せず頬や首を冷やし、体はあたたかくしてお休みください。包帯やガーメントは翌日までつけたままです。安静とクーリングが腫れを少なくする最大のポイント。シャワーなども翌日からをおすすめします。
《準備しておくとよいもの》
・帽子、スカーフ
帰宅時に包帯などが目立ちにくいように。
・スポーツドリンク
術後の水分補給に。
・プリン、ゼリー、ヨーグルトなど
術後の栄養補給に。当日は消化のよいものから少しづつ。パックに入った吸うタイプのゼリー飲料がおすすめです。
・消化のよい食事
お粥、うどんなど。当日はあまり無理せずやわらかいものをよく噛んで。食事は温めるだけなどできるだけ簡単に調理できるものを用意して。
・吸水シーツ
耳のまわりの傷からにじむ程度の出血がみられることがあります。寝ているときにガーゼがずれて枕や枕カバーが汚れるのが心配なら枕を十分覆えるサイズの吸水シーツを用意しましょう。ドラッグストアなどで購入できます。
・高めのまくら
頭を高くすることで腫れにくくする効果があります。
②次の日、その次の日
朝起きたときはとくに腫れ・むくみが目立ちます。寝ている間は顔が心臓に近い高さになるため、起きているときよりもむくみやすくなるためです。ドレーン(血抜きの管)が入っている場合はこの時期に抜去します。一番腫れている期間なので、ガーメントは終日つけることをおすすめしていますが、難しいようならできるだけ長くつけて。シャワー、洗髪は可能。縫ってある耳のまわりも濡れてもかまいませんが、糸がついているので強くこすったり押したり刺激しないよう優しく洗ってください。シャンプー、洗顔料はしっかり洗い流して。メイクも傷のまわりをさければできますが、まだあまり触らない方が。
《準備しておくとよいもの》
・大きく口を開けなくても食べられる食事
スーパーマーケットへのお買い物にはまだ行きづらい時期です。短時間で料理できるようなメニューを考えて手術前に用意しておくことをおすすめします。1週間までは口を大きく開けることを控えたいので、メニューも工夫が必要。冷凍食品やレトルト食品などをうまく活用して。
おすすめメニューの例:野菜を小さく切って柔らかく煮込たシチュー、そうめんや春雨、豆腐料理など
・休暇
仕事に行くのはまだ難しい時期なので、仕事をされている方は必ず休暇をとっておきましょう。在宅勤務の場合は電話対応などは可能ですが、動き回ると腫れや内出血が悪化することもあるので、できるだけ無理をせず安静に。
・オールインワンジェル
スキンケアも普段通りできますが、できればシンプルにしたいもの。オールインワンジェルなどワンステップで保湿ができるアイテムを用意しておくと便利。
③術後1週間まで
抜糸などの処置以外は徐々に普段通りの生活に。お風呂も短時間から入ってみましょう。また、腫れが徐々に目立たなくなってくる時期ですが、朝のむくみが気になるようなら夜寝ている間だけガーメントを使用しましょう。縫い傷のある耳のまわり以外のメイクは可能です。
《準備しておくとよいもの》
・コンシーラー
頬や首の内出血をカバーします。クリームタイプよりもリキッド、パウダーなど広い範囲にもつけやすく、こすらなくても落としやすいものが○。
・ハイネックの服、首元が隠せるスカーフ、マスクなど
頬や首に内出血がみられる時期。外出のときなどには服装などでうまくカムフラージュを。夏は暑苦しくならないような素材を選んで。
④術後2週間まで
内出血が薄くなって消えていきます。腫れもそろそろ気にならない程度になってきます。抜糸がすべて終わり、食事や仕事、運動なども普段通りにできます。パーマ、毛染めは2週間目が過ぎてから。
《準備しておくとよいもの》
・カバー力のあるファンデーション
薄くなってきたとはいえまだ内出血が気になるときは、しっかりカバーできるタイプのファンデーションを使って。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
執筆
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師