顔のクリニック金沢

COLUMN

コラム

ボトックス治療、よくある質問2

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Q:ボトックス治療をうけたら左右違う目の形になってしまいました。

A:眉間や額のしわにボトックスを使うと筋肉の緊張がとれて眉が下がります。もともと眉を持ち上げるくせがある方では、目の形が変わることがあります。また、まぶたのたるみがあれば眉が下がることで皮膚が垂れ下がって目にかぶさるため目が小さく見えることもあります。まぶたの形はもともと左右差がないほうがめずらしいのですが、ボトックスを使うことでその左右差が目立ってしまうこともあります。

対策:

①使うボトックスの量を減らす:

眉の下がりを最小限におさえることができます。ただし、しわが多少残ったり、早く元に戻ってしまう可能性があります。

②ボトックスの量や位置を調節する:

もともとまぶたの形や開具合に左右差がある場合、ボトックスを少量から始めて効果を見ながら足していくと、ちょうど良いバランスになる位置と量を見つけることができます。

③まぶたのたるみ治療を先に受ける:

まぶたのたるみが多く皮膚が目にかぶさっているような場合にはボトックス治療よりもたるみの治療を先に受けることをおすすめします。たるみの治療をすると自然に眉が下がって自然な顔立ちになることが多いためです。たるみの治療をしても眉を上げる癖が取れない場合にはたるみの治療後にもボトックスを使うことがあります。

 

 

Q:ボトックスをうけたら眉の形が変になってしまいました。

A:眉間や額にボトックス注射をしたあとの眉の変形を《スポック変形》といいます。眉の外側が極端に上がって触覚のようになってしまう症状です。もともと眉を上げるくせがあるとおこりやすい症状です。

対策:

ボトックスの追加:

眉山の上に少しボトックスを追加すると眉の上がりをおさえることができます。スポック変形に対する応急処置です。

使うボトックスの量を減らす:

もう一度ボトックス治療を受けたい場合の対策です。量をへらすことで眉の下がりを最小限におさえることができます。ただし、しわが多少残ったり、早く元に戻ってしまう可能性があります。

 

③まぶたの手術治療:

眉を上げるクセがある場合、まぶたのたるみや眼瞼下垂が原因となっていることがおおいため、これらの症状があるようならたるみの治療眼瞼下垂の治療を受けることが予防対策となることがあります。

 

 

 

監修 山下 明子 医師

YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

 

ジュビダームビスタ®ボリフト XC

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この8月にアラガン・ジャパン株式会社から新しいヒアルロン酸が発売されました。

 

ジュビダームビスタ®ボリフト XC

 

ご好評いただいている長持ちタイプのヒアルロン酸「ボリューマ XC」は顎先や額のボリュームアップやリフトアップに効果的な製剤ですが、新発売の「ボリフト XC」は唇やほうれい線への注入に適した長期間持続型のヒアルロン酸です。

 

「顔のクリニック金沢」では、患者様が安心して治療をお受けいただけるよう、使用するすべてのヒアルロン酸の製品名を明示し、実際にお手に取っていただいてから使用しています。それぞれの特徴や情報をご説明し、いくつかの選択肢の中から「最も適したヒアルロン酸製剤」を選択できるようお手伝いいたします。

 

9月22日現在、北陸でアラガン・ジャパンが供給する「ジュビダームビスタ®ボリフト XC」正規品を取り扱っているのは当院だけです。

 

 

・ジュビダームビスタボリフト(アラガン社)

ほうれい線、マリオネットライン(12~18カ月持続)

1本(1ml)¥96,000

 

・ジュビダームビスタボリューマ(アラガン社)

顎、頬、額、こめかみ(約2年持続)

1本(1ml)¥96,000

 

 

※表示価格はすべて税抜き価格です(別途消費税がかかります)。

 

 

ボトックス治療:よくある質問

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Q:効果はどれくらい続きますか?

A:ボトックスの効果は3〜6か月続きます。急に元に戻ることはないので、3か月目頃から少しづつ筋肉が動き始めて6か月目頃にはもとの状態に戻ります。どの時点で次の治療を受けるか決まりはありません。しわができない状態を維持したい場合は3か月に1回、完全にもとに戻ってからでもよいのであれば半年に1回、イベントなどにあわせて治療したい場合は直後に内出血がでることもありますので、イベントの2週間以上前の治療をおすすめしています。

 

Q:ボトックス注射は痛いですか?

A:注射の痛みは完全にとることはできませんが、痛みをできるだけ少なくするために極細の注射針や振動で痛みを和らげる処置をおこなっています。ご希望に応じてクリームの表面麻酔を行っていますので、ご希望の場合は予約の際にお伝えください。

 

Q:ボトックスをはじめるとくせになってやめられなくなるのでは?

A:ボトックス自体には中毒性はありません。ボトックスを始めるのもやめるのもすべて治療を受ける方が自由に決定できます。ただし、ボトックス治療を受けられている方の多くがその効果に満足して定期的に治療を受けられているため、そのような表現をされることがあるのかもしれません。

 

Q:ボトックスを使うと顔が《能面》のように無表情になってしまいませんか?

A:なりません。顔全体に大量のボトックスを注射すれば表情筋が動かなくなって能面のようになってしまうこともあるのかもしれませんが、しわの治療ではそのような使い方はしません。しわが気になる目尻や眉間だけに決められた量を注射するので、他の部分は表情にあわせて自然に動きます。

 

Q:繰り返して受けると筋肉が硬くなって変な顔になってしまいませんか?

A:ボトックスには筋肉の動きをおさえる作用があるので、どちらかというと筋肉は萎縮します。萎縮した筋肉は柔らかくなるので、顔の筋肉が硬くなることはありません。

 

 

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監修 山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長