【症例】下顎角形成術とダウンタイムについて
【下顎角形成術について】
《下顎角形成術/かがくこつけいせいじゅつ》とは、下あごの形をととのえる手術で
《エラ削り》ともいわれる治療法です。
エラが張っている・角ばっている、顔が大きく見えるなど、エラからフェイスラインにかけて気になる部分をご希望に合わせてととのえます。顔のクリニック金沢では《下顎角形成術》と《外板削除》のふたつを組み合わせておこないます。
《下顎角形成術/かがくかくけいせいじゅつ》
《下顎角形成術》ではエラのカドである《下顎角》をととのえます。角ばってみえるエラの骨を適度に切除してやわらかな輪郭をつくります。
《外板削除/がいばんさくじょ》
《外板削除》とは、えらのまわりの骨表面にある《外板》をけずることです。骨の横幅をせまくすることで顔の横幅を小さくすることができます。
【症例】 《輪郭形成術(下顎角形成術+外板削除)》
上:術前 下:術後
角ばった印象のあったエラが小さくなり、女性らしいやわらかなフェイスラインに変化しています。
上:術前 下:術後
正面から見た顔の横幅も小さくなり、きれいなたまご形の輪郭になりました。
上:術前 下:術後
CT画像でもなめらかに整えられた下顎骨を確認できます。
より正確に形を再現するため、CT画像から立体モデルをつくりデザインのテンプレートを使用して手術を行います。
上:術前 下:術後
・エラの骨をけずったことでできる骨のカド《二次角》ができないようにすること
・エラの角を完全になくしてしまわないこと
この2点が自然な輪郭に整えるためのポイントです。
【顔のクリニック金沢でおこなう下顎角形成術+外板削除について】
・麻酔科専門医による日帰り全身麻酔で痛みなく受けることができます。
・手術時間は60〜90分です。
・手術はすべて口の中からおこなうため、皮膚に傷はできません。
・口の中の粘膜は溶けて吸収される糸で縫合するため抜糸はありません。糸が気になる場合には抜糸が可能です。
・術後2,3日はやわらかい食事をおすすめしています。口の中を清潔にたもつため食後はお渡しするうがい薬をつかってください。
・血腫予防のためのバンデージを使用します。2日目にはずしてください。
・術後6週間は激しい運動やあごへの圧迫、衝撃をさけてください。
※手術のあとアフターケアに必要なお薬(抗菌薬、鎮痛薬、うがい薬)、バンデージ、注意事項の説明用紙などをお渡しします(すべて手術費用に含まれます)。
【ダウンタイムについて】
・腫れのピークは術後48時間です。腫れの程度は個人差があります。
・2~4週で目立たない程度まで腫れが改善します。
・完全に腫れがひいて手術の結果がわかるのは術後6か月目です。
【担当医について】
この症例を担当した外科医、麻酔科医は十分な経験と知識を有するエキスパートに与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。
《外科医》 山下 昌信
日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
《麻酔科医》 日高 康治
日本麻酔科学会専門医
【費用について】
※手術方法はお一人おひとりの状態やご希望により異なります。手術を希望される場合や、費用の見積を希望される場合、まずは当院で担当医の診察をお受けいただくようお願いいたします。
【起こりうる合併症、リスク、副作用】
出血、血腫、感染、口唇裂傷、オトガイ神経麻痺、顔面神経麻痺、皮膚のたるみ、ご自身の術後イメージと手術の結果が一致しないことがある、他
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
※費用はすべて消費税込みで表示しています。
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、 術前・術後の写真を掲載しています。
監修:顔のクリニック金沢、金沢医科大学形成外科 医師 山下 昌信
【症例】オトガイ形成術とダウンタイムについて
【オトガイ形成術とは】
《オトガイ形成術》とはオトガイ(あご先)の形態を整える手術です。あご先を小さくする、あごを短くする、あご先を前後に移動させる、あご先の軽いゆがみを改善させるなどが可能で、横顔を自然に美しく整えます。
《オトガイ形成術》によって、横顔のバランスのポイントである《鼻先》と《あご先》を結んだラインで形成されるEラインと口元を美しく調和させることができます。
オトガイの位置は前後左右上下いずれにも動かすことができますが、美容外科手術ではおもに以下の3つの目的で行われます。
①前に出す
②上方向に短くする
③四角いオトガイをシャープにする
【症例①】オトガイを前に出す手術
術前と術後6カ月です。
あご先を7㎜前に出しています。女性らしいまるいおでこの輪郭とEラインのバランスが改善しています。あごの梅干しのようなシワの原因である《オトガイ筋》の緊張が自然となくなってあごのしわが消えています。
【症例②】オトガイを前に出す手術
術前と術後8カ月です。
あご先を3㎜前に出しています。あご下の筋肉である《舌骨筋群》の作用により、脂肪吸引を行っていないにもかかわらずあご下がすっきりしました。
【治療の流れ】
①口の中の粘膜を切開します。
②あご先を横方向に骨切りして移動させます。
③プレートで固定します。
※使用するプレートについて
固定には《KLS Martin社》の精密チタン製プレートとスクリューを使用します。オトガイ形成専用の前進量に合わせて成形されている《特殊形状プレート》により術前の設定通り正確に前進させることが可能です(画像は3㎜前進させるプレートを使用)。強度がありながら薄くあご先をさわってもプレートはわかりません。
④CT撮影で適切にあご先が前に出ていることを確認します。
【顔のクリニック金沢でおこなうオトガイ形成について】
・手術はすべて口の中からおこなうため、皮膚に傷はできません。
・粘膜の縫合は溶けて吸収される糸を使うため抜糸の必要はありませんが、糸が気になる場合には抜糸することも可能です。
・手術時間は30〜60分です。
・麻酔科専門医が担当する日帰り全身麻酔で痛みなく受けることができます。
・術後2,3日は柔らかい食事をおすすめしています。口の中を清潔に保つため食後はお渡しする含嗽薬でうがいをしてください。
・あご先にテーピングを行いますので、3日目にはがしてください。
・術後6週間は激しい運動やあごへの圧迫、衝撃を避けてください。
※術後にアフターケアに必要なお薬、注意事項の説明用紙などをお渡ししています(手術費用に含まれます)。
【オトガイ形成のダウンタイムについて】
・腫れのピークは術後48時間です。腫れの程度は個人差があります。
・2〜4週で目立たない程度まで腫れが改善します。
・完全に腫れがひいて手術の結果がわかるのは術後6か月目です。
【担当医について】
この症例を担当した外科医、麻酔科医はともに十分な経験と知識を有するエキスパートにのみ与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。
《外科医》 山下昌信
日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
《麻酔科医》 日高康治
日本麻酔科学会専門医
【費用について】
【起こりうる合併症、リスク、副作用】
術中術後出血、感染、神経麻痺、後戻り、ご自身の術後イメージと手術の結果が一致しないことがある、他
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
※費用はすべて消費税込みで表示しています。
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。
※先天性疾患等の治療としておこなう場合には保険適用となることがあります。適用条件については医師の診断が必要であるためご相談ください。
監修:顔のクリニック金沢、金沢医科大学形成外科 医師 山下 昌信
【症例】ルフォー骨切り術 口もとの変化
サージェリーファースト法による上下顎骨切り術、オトガイ形成術を行いました。
口元の印象、歯や歯肉の見え方が大きく変化しています。
左が術前、右が術後6カ月です。
治療の内容:
・上あごを短縮して、歯茎の見え方(ガミースマイル)と顔の長さを改善しました。
・上あごを後ろに下げて、口もとの突出を修正しました。
・上あごの移動に合わせて、下あごも移動させました。
・あご先を前にだして、横顔のバランスを整えました。
上下顎骨切り術について
LeFort1型骨切り術では上顎を三次元的にいろいろな場所に動かすことができます。たとえば顔を短くしたり、顔の曲がりを整えたり、口元の突出感を減らすことができるなど、かみ合わせだけでなく顔貌の特徴を変化させることが可能です。
下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)も同様に下顎をいろいろな場所に動かすことができます。かみ合わせを合わせるだけでなく、顔の輪郭を大きく変えることができます。
オトガイ骨切り術について
オトガイ(顎先)の形態を整える手術です。あご先を細くする、あごを短くする、前後への移動、わずかな曲がりなどの改善に非常に効果的な術式です。手術はすべて口腔内から行います。
サージェリーファースト法について
①治療期間をできるだけ短くしたい
②術前矯正中の口元の印象が気になる
③かみ合わせだけでなく見た目も改善させたい
通常の顎変形症治療では、手術の前に決められた期間歯科矯正を行う必要があります。しかし、治療期間が長くなることや、術前の矯正治療が進むにつれて受け口などが目立ってくるなどといった欠点がありました。この問題を解決したのが「サージェリーファースト法」です。
この方法ではごく短期間の術前矯正で手術(顎骨の骨切り術)をおこないます。これまでの研究により骨切り手術後は歯の移動が早くなるためトータルの治療期間が短くなることがわかっています。当院では上記のようなご希望がある方に、口元・かみ合わせの治療(顎骨手術、orthognathic surgery)をサージェリーファースト法で行っています。
費用(自由診療)
手術費用には麻酔専門医による全身麻酔費、入院費、術後半年までの診察費が含まれます。
起こりうる合併症、リスク、副作用:術中術後出血、神経麻痺、後戻り、ご自身の術後イメージと手術の結果が一致しないことがある、他
詳しくはクリニックにお問い合わせ下さい。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。
監修:顔のクリニック金沢、金沢医科大学形成外科 医師 山下 昌信