【症例】ルフォー骨切り術 口もとの変化
サージェリーファースト法による上下顎骨切り術、オトガイ形成術を行いました。
口元の印象、歯や歯肉の見え方が大きく変化しています。
左が術前、右が術後6カ月です。
治療の内容:
・上あごを短縮して、歯茎の見え方(ガミースマイル)と顔の長さを改善しました。
・上あごを後ろに下げて、口もとの突出を修正しました。
・上あごの移動に合わせて、下あごも移動させました。
・あご先を前にだして、横顔のバランスを整えました。
上下顎骨切り術について
LeFort1型骨切り術では上顎を三次元的にいろいろな場所に動かすことができます。たとえば顔を短くしたり、顔の曲がりを整えたり、口元の突出感を減らすことができるなど、かみ合わせだけでなく顔貌の特徴を変化させることが可能です。
下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)も同様に下顎をいろいろな場所に動かすことができます。かみ合わせを合わせるだけでなく、顔の輪郭を大きく変えることができます。
オトガイ骨切り術について
オトガイ(顎先)の形態を整える手術です。あご先を細くする、あごを短くする、前後への移動、わずかな曲がりなどの改善に非常に効果的な術式です。手術はすべて口腔内から行います。
サージェリーファースト法について
①治療期間をできるだけ短くしたい
②術前矯正中の口元の印象が気になる
③かみ合わせだけでなく見た目も改善させたい
通常の顎変形症治療では、手術の前に決められた期間歯科矯正を行う必要があります。しかし、治療期間が長くなることや、術前の矯正治療が進むにつれて受け口などが目立ってくるなどといった欠点がありました。この問題を解決したのが「サージェリーファースト法」です。
この方法ではごく短期間の術前矯正で手術(顎骨の骨切り術)をおこないます。これまでの研究により骨切り手術後は歯の移動が早くなるためトータルの治療期間が短くなることがわかっています。当院では上記のようなご希望がある方に、口元・かみ合わせの治療(顎骨手術、orthognathic surgery)をサージェリーファースト法で行っています。
費用(自由診療)
手術費用には麻酔専門医による全身麻酔費、入院費、術後半年までの診察費が含まれます。
起こりうる合併症、リスク、副作用:術中術後出血、神経麻痺、後戻り、ご自身の術後イメージと手術の結果が一致しないことがある、他
詳しくはクリニックにお問い合わせ下さい。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。
監修:顔のクリニック金沢、金沢医科大学形成外科 医師 山下 昌信