【症例】鼻の修正手術 保存軟骨の摘出
前医で鼻の手術を受けた方です。鼻先が高すぎる、ピノキオみたいになってしまった、元の鼻に戻したい、との訴えで当院を受診されました。
術前と術後7カ月です。
術後の拘縮を予防するために耳介軟骨のストラット floating strut による補強を行っています。術後鼻先の赤みや鼻づまりは改善し、自然な形態に戻りました。
《術前》
《術後》
使用されていた保存軟骨(寄贈軟骨)はとても大きなものでした。
問題の一つは、保存軟骨とその使用法です。保存軟骨が体内でどの程度安定した状態にあるのかはよくわかっていません。とくに大部分が保存軟骨で極端に高くつくられた鼻先が健全な状態を維持できるのかはまだ十分に検証されていません。
もう一つは「倫理的な問題」です。保存軟骨の多くは亡くなった方から採取された軟骨です。体内に移植されるには当然患者本人の同意が必要です。本例は「術前に説明がなく保存軟骨が使われていた例」です。
【担当医について】
この症例を担当した外科医、麻酔科医はともに十分な経験と知識を有するエキスパートにのみ与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。
《外科医》 山下昌信
日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
《麻酔科医》 金子有理子
日本麻酔科学会専門医
【費用について】
※手術方法はお一人おひとりの状態やご希望により異なります。手術を希望される場合や、費用の見積を希望される場合、まずは当院で担当医の診察をお受けいただくようお願いいたします。
【起こりうる合併症、リスク、副作用】
感染、血腫、皮膚壊死、術後拘縮による新たな変形、ご自身の術後イメージと手術の結果が一致しないことがある、他
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. 〜 18:00 p.m.
※費用はすべて消費税込みで表示しています。
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、 術前・術後の写真を掲載しています。
監修:顔のクリニック金沢、金沢医科大学形成外科 医師 山下 昌信