顔のクリニック金沢

COLUMN

コラム

【症例】オトガイ形成術とダウンタイムについて 

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【オトガイ形成術とは】

《オトガイ形成術》とはオトガイ(あご先)の形態を整える手術です。あご先を小さくする、あごを短くする、あご先を前後に移動させる、あご先の軽いゆがみを改善させるなどが可能で、横顔を自然に美しく整えます。

 

《オトガイ形成術》によって、横顔のバランスのポイントである《鼻先》と《あご先》を結んだラインで形成されるEラインと口元を美しく調和させることができます。

 

 

オトガイの位置は前後左右上下いずれにも動かすことができますが、美容外科手術ではおもに以下の3つの目的で行われます。

①前に出す

②上方向に短くする

③四角いオトガイをシャープにする

 

 

【症例①】オトガイを前に出す手術

術前と術後6カ月です。

あご先を7㎜前に出しています。女性らしいまるいおでこの輪郭とEラインのバランスが改善しています。あごの梅干しのようなシワの原因である《オトガイ筋》の緊張が自然となくなってあごのしわが消えています。

 

 

【症例②】オトガイを前に出す手術

術前と術後8カ月です。

あご先を3㎜前に出しています。あご下の筋肉である《舌骨筋群》の作用により、脂肪吸引を行っていないにもかかわらずあご下がすっきりしました。

 

 

【治療の流れ】

①口の中の粘膜を切開します。

 

②あご先を横方向に骨切りして移動させます。

 

③プレートで固定します。

※使用するプレートについて

固定には《KLS Martin社》の精密チタン製プレートとスクリューを使用します。オトガイ形成専用の前進量に合わせて成形されている《特殊形状プレート》により術前の設定通り正確に前進させることが可能です(画像は3㎜前進させるプレートを使用)。強度がありながら薄くあご先をさわってもプレートはわかりません。

 

④CT撮影で適切にあご先が前に出ていることを確認します。

 

 

 

 

【顔のクリニック金沢でおこなうオトガイ形成について】

・手術はすべて口の中からおこなうため、皮膚に傷はできません。

・粘膜の縫合は溶けて吸収される糸を使うため抜糸の必要はありませんが、糸が気になる場合には抜糸することも可能です。

・手術時間は30〜60分です。

・麻酔科専門医が担当する日帰り全身麻酔で痛みなく受けることができます。

・術後2,3日は柔らかい食事をおすすめしています。口の中を清潔に保つため食後はお渡しする含嗽薬でうがいをしてください。

・あご先にテーピングを行いますので、3日目にはがしてください。

・術後6週間は激しい運動やあごへの圧迫、衝撃を避けてください。

※術後にアフターケアに必要なお薬、注意事項の説明用紙などをお渡ししています(手術費用に含まれます)。

 

 

 

【オトガイ形成のダウンタイムについて】

・腫れのピークは術後48時間です。腫れの程度は個人差があります。

・2〜4週で目立たない程度まで腫れが改善します。

・完全に腫れがひいて手術の結果がわかるのは術後6か月目です。

 

 

 

【担当医について】

この症例を担当した外科医、麻酔科医はともに十分な経験と知識を有するエキスパートにのみ与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。

《外科医》 山下昌信

日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会(JSAPS)専門医

《麻酔科医》 日高康治

日本麻酔科学会専門医

 

 

 

【費用について】

●料金表をみる

 

【起こりうる合併症、リスク、副作用】

術中術後出血、感染、神経麻痺、後戻り、ご自身の術後イメージと手術の結果が一致しないことがある、他

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039

10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

 

 

 

※費用はすべて消費税込みで表示しています。

※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。

※先天性疾患等の治療としておこなう場合には保険適用となることがあります。適用条件については医師の診断が必要であるためご相談ください。

 

 

 

監修:顔のクリニック金沢、金沢医科大学形成外科 医師 山下 昌信