【症例】下眼瞼形成術(経皮法、切開ハムラ)〈case.022〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎ふくらみやくまの左右差、皮膚のたるみまで脂肪注入なしで改善
【60代女性】下眼瞼形成術(経皮法、切開ハムラ) 術前/術後6か月
下眼瞼形成術(経皮法、切開ハムラ)とは?
皮膚にハリがない、頬のボリュームが少ないなどの場合、目の下のふくらみが目立たなくなるまで脂肪を取ると目の下がくぼんでしまいます。有名な米国の形成外科医であるDr.Hamraは、脂肪を切除するだけでは不自然な目の下になってしまう患者が少なくないことに注目し、脂肪を移動させる術式を考案しました(Hamra 1995年)。現在でも《ハムラ法》としてよく知られている方法です。《眼窩脂肪移動術》《脂肪再配置》と呼ばれていることも。ハムラ先生が発表された原法は皮膚を切開しておこなうため、このページでは皮膚を切る方法を《ハムラ法》として解説します。
目の下のまつげの数㎜下を切開して脂肪をくぼんでいるところに移動させます。目のまわりの眼輪筋を引き上げて目の下のハリを改善させ、あまった皮膚をとりのぞきます。傷あとは数か月〜半年ほどすると目立たなくなります。単なる皮膚や脂肪の切除だけでは得られない自然でなめらかな形へ整えることができます。
〈向いているタイプ〉
目の下のふくらみが目立つ、肌のハリがないかたるみが目立つ。
〈麻酔について〉
局所麻酔、全身麻酔どちらでも可能ですが、不安な方は全身麻酔で眠っている間に受けていただくことをおすすめします。
〈合併症やリスク〉
薬剤のアレルギー:術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
出血:通常手術当日から翌日にかけてにじむ程度の出血がみられます。皮下出血(あざ)が出る場合があります。
感染・異物反応:手術部位に感染を生じる場合があります。術後は瞼を清潔に保ち手で触れないように注意して下さい。
眼瞼変形:眼瞼外反を生じることがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。
〈費用〉
※手術費用には手術で使用する薬剤、糸などの材料、術後の内服薬(鎮痛剤・抗生剤)、術後ケア用のガーゼ等、術後1週間・1か月・3ヵ月・6か月目の再診料や処置料が含まれます。
※厚生労働省のガイドラインに準拠して費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。
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執筆
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
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※厚生労働省のガイドラインに準拠して
治療の内容、合併症やリスク、費用について記載したうえで
術前・術後の症例写真を掲載しています。
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