美しいブレファロプラスティのためのデザイン
まぶたの皮膚は年齢にかかわらずあまって目にかぶさっている場合があります。また、年と共にかぶさりの量が多くなることも。皮膚を適量とりのぞくとすっきりとしたまぶたになるだけでなく、かるい逆まつげや、まぶたの重さ、上のほうの視野も改善します。
それぞれのまぶたの皮膚の質感や希望されるふたえのかたちにあわせて最適なデザインを選択することが大切です。年代によるデザインの違いについて説明します。
10代〜20代:皮膚の弾力があるため数㎜程度の皮膚切除でも十分効果があります。
ふたえのラインからはみ出さない範囲で皮膚を切除します。
30代〜40代:目尻側のかぶさりが増えてくるため少し目尻側を幅広く切除するとすっきりとした目元をとりもどすことができます。
皮膚の厚みや弾力に個人差があるため、皮膚の状態やご希望にあわせて切除幅を調整します。
50代以降:目尻側のかぶさりがさらに増えてくるため、外側はふたえのラインからはみ出る範囲まで皮膚を切除します。目尻のしわのラインにデザインをあわせれば術後数か月から半年程度もすると目立たなくなります。
まぶたの皮膚のうすい方では幅10㎜くらいまでの切除が可能です。それ以上の幅もしくはまぶたの皮膚の厚い方では《眉下切開法》で眉下の皮膚を切除したほうが自然になります。
治療にかかる費用(自由診療、税込)
検査費用:
・局所麻酔術前検査(採血) 11,000円
手術費用:
・上眼瞼徐皺術
(皮膚のたるみとり、二重まぶた形成を含む)
385,000円
・上眼瞼形成術(挙筋前転術を応用したブレファロプラスティ)
(まぶたの開き調整、皮膚のたるみとり、二重まぶた形成を含む)
550,000円
※費用はすべて税込価格です。
※手術費用には手術で使用する麻酔などの薬剤、糸などの材料、術後の内服薬(鎮痛剤・抗生剤)、術後ケア用のガーゼ等、目元用冷却ジェル、術後1週間・1か月・3ヵ月・6か月目の再診料や処置料が含まれます。
合併症やリスク
薬剤のアレルギー:術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
出血:通常手術当日から翌日にかけてにじむ程度の出血がみられます。皮下出血(あざ)が出る場合があります。
感染・異物反応:使う糸はナイロンやポリプロピレンの医療用縫合糸で、体の中に残しても通常害のないものですが、ごくまれに異物反応(赤くなる、 しこりになる、等)を起こすことがあります。
※日常生活に支障があるような「重度の眼瞼下垂症」と診断された場合、保険適応での「眼瞼下垂症手術」もおこなっています。診察の際にご相談ください。
※厚生労働省のガイドラインに準拠して費用、合併症等を記載したうえで写真を掲載しています。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039 (クリニック予約)
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m. 木曜日、日曜日を除く
執筆
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師